コクヨから出版された、「たいせつなものシリーズ」では、
「今を生きる子供たちに伝えたい『たいせつなもの』は何ですか」という問いかけに対して、
広告の第一線で活躍する5名のコピーライターやクリエイティブディレクターが
それぞれにテーマを設けて執筆した絵本シリーズです。
装丁はアートディレクターの佐藤可士和さんが手がけられ、
坂も、「いのち」というタイトルの絵本で「いのち」のたいせつさ、
生まれる喜びを描いた作品の、アートワークを担当させて頂きました。
文章は、CMプランナー、コピーライター、クリエイティブディレクターとして
活躍中の福里 真一さんによるものです。

いのち, 2007
ちょうど絵の制作中は、お腹の中に愛息子の一心君がいた頃で、
まさに「いのち」と向き合っていた時期でもありました。
出産後、一児の母となった坂は絵本制作が次なるステップと考え、
1ヶ月に1作品、絵本制作に着手し始めました。
1年にもわたったこのプロジェクトですが、今回はその中に
1冊「パン人と楽しいぼうけん」をご紹介します!
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「パン人と楽しいぼうけん」 by Chinatsu Ban
窓の外に何かの影がみえたら、それは「パン人」かもしれない・・・!
そう思ってくれたらうれしなぁ。
夜なかなか寝なかった息子へ向けて描いた絵本です。
寝る前に〆シメとして読む絵本という位置づけです。
夜の住人たちに引き込まれないよう、この絵本を見たらさっさと寝ようね。
明日の朝は焼きたてのパンだよ。
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「もう、夜おそいですよぅ」


「もう、ねる時間ですよぅ」
外から聞こえてきます。

ねぇ、窓のところを見て!何かいるみたい。

ばぁ!

うきゃ〜

大きな大きなパンの形をしたパン人です。
彼はこう切りだした。


ねない子は おばけやら 夜の住人たちのように くらいところでしか
生活できなくなっちゃうんだ。

引き込まれたらたいへん おしまいさ。

「さぁ、ボクと一緒に夢の国へでかけよう! GO!」

パン人といっしょに空をとぶ。

明るくて きれいだなー。

虹のトンネルをくぐる。

あ、みて!
赤い鳥がたまごをうんでいるよ!

ころ、ころ、ころ、ころ、楽しいな!!

たまごで目やきを作ろう。


あーいい匂い。
焼きたてのこの香りはなぁに?
パン人が作った パンたちです!

おなかが ぐーで いただきまーす!!

うれしくなって 大きな お口でパンをほおばりました。

おしまい
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