本年より、東京・元麻布のカイカイキキギャラリーにて、
欧米アーティストの個展をいくつか計画しています。
本日ご紹介致しますのは、フリードリッヒ・クナスさんです。
ロサンゼルスに活動と生活の拠点を置く
素敵なコラボレーション・アーティストです。
その、フリードリッヒ・クナスさんの個展を
来る5月、東京・元麻布にあるカイカイキキ・ギャラリーで予定しています!


先日、村上が彼のロサンゼルスにあるスタジオまで赴き、
個展の詳細を打ち合わせてきました。


スタジオは、LAダウンタウンを北にほんの5分、ハイランドパークにありました。


出会いはアート・バーゼル・マイアミ・ビーチ2008、ブラム&ポー・ギャラリーのブース。
村上は言います。
「初めて彼の作品を見たのは1年ちょっと前だったんだけど、独自の表現に内在
するパワフルなメッセージに圧倒されて。で、これ誰の作品?ってすぐに聞いたんだ。」

その後、程なくしてフリードリッヒさんのスタジオを定期的に訪れ、
そこで作品を見て色々と話し合ったり、
大きなプロジェクトを現実にするための方法を探るようになりました。
今回は、フリードリッヒさんがアーティストになったきっかけについて、
印象に残る面白い話を聞かせて頂きました。
クナスさん:
「アートが僕にとって唯一残されたものだった。
出来が悪くてどこの学校からも放り出されちゃったし、何にも興味が持てなかった。
それでもうなんか僕の存在自体が冗談みたいな感じになって、それでジョーク
ぐらいの勢いでペインティングを始めました。それを見て母親が僕に黙って
作品をアートスクールに送っちゃったんですよ。そしたら合格して。
母にアートを勉強しろって言われたときにはびっくりしました。
だから最初はジョークのノリでもう自暴自棄って感じで始めたんだけど、
時が経つにつれてゆっくりと、ああこれこそ僕がこの先ずっとやって
行きたいことなんだな、と思うようになって。
つまり、結末の分からない物語を紡いで行くってことが。」
村上:
「フリードリッヒは他の誰とも違った声を持つ、とっても重要なアーティスト。
だから彼の作品をもっとたくさんの人たち、特に日本の若者たちに
紹介したいと思った。」
村上の話す目が感情で溢れていました。
クナスさん:
「もし今人生について語っているということなら、僕がメインとするテーマは、
人生におけるパラドックスですね。僕が世界を見るとき、そして逆に世界が
僕を見返すとき、そのいずれの状況においても僕は笑いと涙の両方を
抑えることができない。
そしてその瞬間こそが、僕が純化させた上で明瞭に表現しようと試みている
、悲劇と喜劇との狭間なんです。
僕はいつもひとつのことしか考えられない-つまり、
興味があるのは「愛」・・・そしてその欠如だけです。」
カイカイキキ・ギャラリー(東京)での展覧会は、アジア発上陸となりますが、
2009年11月、フリードリッヒさんはドイツ・ハノーヴァーにある美術館「Kunstverein Hannover」にて、
個展を開催。また、最近ではコロラド州アスペンの「Aspen Art Museum」、
ドイツ・ベルリンの「BQ」ギャラリー、それからもちろん、NYの「アンドレア・ローゼン」ギャラリー、
それからもちろんLAの「ブラム&ポー」でも同様に個展を開いています。
また、今年4月にはLAのハマー美術館でも個展がスタートする予定です。
会期は5月15日より、東京・元麻布/カイカイキキ・ギャラリーにて。
皆さん、楽しみにいて下さい!
お待ちしてます!!
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