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國方真秀未

マンガとアートのバランスの探訪する、とても個人的で精神的な作品たち

おたく文化のエロマンガに深い影響を受けた國方真秀未は、その作品においてエロマンガの慣習を借用することで、放棄、自虐、憂鬱の問題を探求、表現しています。

マンガとして成り立つためには必要なストーリーと絵の合体を不得手とする國方は、かろうじてマンガ的な表現を続けながら、お話のゴールが見えないジレンマを抱えたまま、子供が使う学習帳に発表する場のないマンガを何十冊も描き溜めてきました。自分の身体を異性人に痛めつけられ、セクシュアルな辱めを受けたり、自身の性器に鉛筆を大量に刺したりするマゾヒスティックな行為など、悪夢のような描写が次々と終わりなく描き出されるその作品は、その幾重にも重なったコンプレックスの厚みとそれに裏付けられた制作への強烈なモチベーションが魅力となり、力強さ、新鮮さとして表れています。

GEISAIの前身である「芸術道場」で特待生に選ばれ、GEISAI#2では銀賞に選ばれた國方は、現在、ニューヨークのジャパン・ソサエティでの「リトルボーイ」展、パリのカルティエ財団での「J’en Rêve」展、アムステルダムのアレックス・ギャラリーでの個展を含め、国際的に作品を展開しています。

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