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Mr.

Mr.の作品は、日本のおたく文化を引用し、発展させます。

8年以上、村上隆の元で修行を行った後、アーティストとしてデビューしたMr.は、いまではUCLAのポール・マッカーシーに「小さきイノセントワールドは、耐え難い程の所有欲をかきたてられる」と評されるまで、海外の評価も高まっています。

「イノセント」かどうかは観る人それぞれの判断に委ねられますが、ポップな色彩を使い、大きな目をしたアニメ的なキャラクターが登場するMr.の作品は、均質的に「日本らしさ」が溢れます。アニメに登場しそうなキャラクターがMr.の作品では、過剰に性的な要素をもって表現され、ロリコン趣味を具象化しています。それが文化的な論評表現なのか? 自己コンプレックスの探検なのか? あるいは、その同時解釈の可能性を示唆しているのか? いずれにしてもそれがMr.の作品の特質です。

時には芸人、時にはビデオアーティストでもあるMr.の大規模なアニメキャラ風立体4体は2004年のクリスマスシーズンに東京青山のイッセイミヤケ店でも展示されました。
パリやニューヨークでも数多くの個展を開催し、独自の世界観をワールドワイドに発信しています。また、2008年には初の実写映画『誰も死なない』を公開。映画監督としてもデビューを果たしました。

ちなみに、Mr.というアーティスト名。あのプロ野球界の大スター・長嶋茂雄の愛称から借りたものです。

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